道・施設局に抗議と申入れ 8/12

 
 矢臼別平和委員会・吉野宣和事務局長は12日、札幌防衛施設局と交渉、9月予定の米海兵隊実弾射撃訓練の中止を求めました。安保破棄道実行委員会、道労連、道キリスト者平和の会など6団体代表が同行しました。
 米海兵隊の実弾射撃訓練は今回で8回め。初めは「155ミリ榴弾砲の実弾射撃」を沖縄で行っていた訓練と「同質・同僚」とし、滞在期間も「2週間程度」と説明されていましたが、実際には155ミリ砲以外の武器も持ち込み、沖縄ではやっていない夜間訓練や「核・生物・科学」兵器に対応する訓練、さらに教育訓練としてボランティア、家庭訪問、バスツアーなどを実施、滞在期間も30日前後に延びています。
 交渉団はこれらの事実を挙げて抗議し、この訓練の中止を要求、そのうえで施設局に訓練の固定化がないならば、その期限もしくは見通しを示せと迫りました。
 対応した中島哲士施設調整官らは「訓練のつど、日米間で調整しているから『固定化』には当たらない」「155ミリ砲以外の訓練については分からない」「人員・車輌・射撃日数が同じ規模だから『同質・同量』である」などと繰り返すだけでした。
 交渉団はこのあと道庁を訪ね、道総務部危機対策室と交渉、同様の申し入れをしました。

                     (別海東部地域新聞『こんにちは』05.8.20より)